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健康 |
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Dr.渡邉美和子 |
52才 男性 2005年 5月
先日MRIの検査を受けましたところ異常無と言われました。
首のレントゲンも撮りましたが異常なしとの事でした。
あと考えられるのは脳梗塞かもといわれたのですが、今飲んでいる薬を飲んで少し様子を見ることにしました。
薬は毎食後・・ソレトン錠80mg1錠、ムコスタ錠100mg1錠、メコバール錠500mg1錠です。
手の小指は痺れますかと聞かれたのですが、何でもなかったので別にと答えたのですが、小指に痺れがあるとどうなるのですか?
また、最近しびれより小指を含め手足の筋肉の脱力感みたいなのが出ますが、どういう状態なのでしょうか?
足に力が入りずらく歩きにくいです。
解答
MRIで異常なしとのことでよかったですね。
処方されたお薬は炎症を和らげる薬、胃薬、しびれに効果が認められるビタミン剤(メチコバール)ですので、症状経過を見て頂けるとよいと思います。
小指のしびれは頚椎の圧迫による症状がないかどうかの確認だと思いますが、レントゲンで異常もないようですので、症状がなければ経過観察でよいのではないでしょうか。
脳梗塞を疑わせる所見は文中からは伺えませんが、診察上の所見があるのでしょうか。筋肉の脱力感といった症状はまず診察が重要です。
歩きづらいのは今回初めてなのか、症状は出たり直ったりするのか、過去の弁膜症は手術をされたのかどうかなどもう少し情報を集めての判断が必要です。
脳梗塞を疑わせる所見があるのであれば、今後の再発防止のためにも(脳)神経内科受診をお勧めいたします。
解答者 Dr.渡邉美和子
● 腰と脚の痛み
52才 男性 2005年 4月
最近健康のためと思い散歩をするようにしました。
2時間ほどかけて数回散歩に行きましたが、帰ってくると腰の上の背骨が痛く前に体を曲げられないくらいになります・・以前から長い時間歩くとこのようになります。
又、ストレッチと思い足を広げ上半身を斜め前に倒すように曲げていました。
毎回右の腰上の背骨の横辺りが痛くなるのですが、筋肉痛と思っていました。
関係があるかどうか分りませんが、左足のひざの関節の中に激痛が出たのですが、数日ほっておいたら今度は右側の足のひざ関節の中に激痛がでました。
すると、翌日から足の膝やふくらはぎが重苦しい感じになりました。
治るだろうと思いほおって置いたら足がしびれたり膝に力が入らなくて歩行が不便になったので、病院の整形外科に行き腰や背骨のレントゲンを取りましたが骨は異常無しと言われ、MRIを受けることになりました。
神経の通り道が細くなっているかもと言われたのですが、手術しなければ直らないのでしょうか?
解答
メールを拝見いたしました。
腰の痛み、脚の痛みは日常生活に直結いたしますので症状はご不快だろうとお察し申し上げます。
診察所見、検査所見より総合的に判断しない限り正確なことは申し上げられませんが、
痛みだけではなく、しびれや力が入らないといった症状を認めておられ、ご自分で日常生活の注意をされるだけではなく整形外科専門医による治療が必要なことは間違いないようです。
腰部脊柱管狭窄症であれば、歩いているうちに痛みやしびれを認める間欠跛行と呼ばれる症状や、腰の前屈により痛みが軽減し、伸展により悪化する(または症状が誘発される)ことが特徴的です。
腰痛は同じような症状でも、年齢、全身状態、生活環境や人生観など様々な要因を加味して治療が選択されます。
温熱療法や末梢神経への低周波治療などは、体への負担や痛みの少ない治療ですし、外来や入院によって局所へ注射をする神経ブロック療法などの方法もあります。
手術については、最近は非常に安全に行なえるように進歩しており、手術翌日には起立・歩行が可能です。ただ、動作で出現する症状など手術により回復が期待できる症状と、しびれなど手術によっても回復が難しい症状などもありますので、リスクも含め担当医と綿密な相談の上で治療方針を決定することがとても大切です。
解答者 Dr.渡邉美和子
30才 女性 2005年 2月
先月ぐらいから微熱が続いています。微熱が続き始めたころから咳と鼻水が出るようになりました。その微熱が続く前に二人目妊娠を考えているので性交はあったのですがそのあとぐらいから微熱がつづいたので、もしかして出来たかなと思い薬は控えてました。しかし、生理がきたので風邪かと思い風邪薬を服用しました。そうしたら出血がなくなり、また微熱が出始めました。
婦人科系の病院に行った方がいいのか、もしくは内科に行こうか迷っています。
解答
微熱が続いていらっしゃるのであればご心配ですね。
まずは大きな病院でなくても構いませんので、産科を受診し妊娠の有無をご確認下さい。
妊娠しているということになれば引き続き産科での治療となりますし、妊娠していないことがわかれば内科を受診し熱の原因を診断するという順番がよいかと思います。
どうぞお大事にして下さいませ。
解答者 Dr.渡邉美和子
● 腰痛から頸痛に
32才 女性 2004年 11月
頚の痛みで悩んでいます。
8ヶ月ほど前に急に頚が痛くなり仕事を休んでいる状態です。
仕事柄もあってか10年ほど前から腰の痛みを感じ始めたのですが痛みには波があり仕事が出来ないほどではありませんでした。
ところが頚を痛める3ヶ月前程から腰の痛みがひどくなり立ったりしゃがんだりという動作も辛いほどになってしまい無理をしている内に頚が痛くなってしまいました。レントゲンやMRIの結果第567の右側にヘルニア予備軍・頸椎狭窄がみられるとのことでしたが手術する程のものでもないし、仕事を休むほどのものでもないのではと、何軒かの整形外科でいわれました。反面、段々悪くなっていくものなのですぐ手術をしないといけないという医師もいました。手術は怖いのですが仕事に復帰しなければならないし痛みが続くため、どうしたらよいか悩んでいます。
症状は、右半分のみ頚を中心に頭から顔面にかけての痛み(突っ張るようなかんじ)四肢のあちこちでズキズキという痛み・痺れがあり、起きているのが辛く横になっていると時間はかかりますが痛みが和らぐという感じです。
東洋医学なども試しましたが、外に良い治療法があったら教えて下さい。
また最近妊娠している事が分かり、この状態のまま出産まで耐えられる物なのか?出産はできるのか?この症状で出産することでの弊害はないのか?など不安が多いです。
沢山質問してしまい申し訳ありませんが手術について、治療方法について、出産について教えて下さい。
解答
お問い合わせを拝見いたしました。出産前に症状を認められているようでご不安でいらっしゃるだろうとお察しいたします。
頚の痛みや腰の痛みといった、脊椎に関係する手術は基本的に病状の重さと手術の危険度のバランスです。
体にメスを入れるわけですから、なるべく手術をしないで済むのであればそれが最善です。但し、痛みが強い、仕事や日常生活にかなりの支障をきたしていらっしゃるご様子の現状では外科的治療も考慮に入れてもよいかという印象があります。最近はレーザー手術や顕微鏡下手術といった体への負担の少ない手術があるからです。出産に関しては、特に腰痛は分娩時に支障をきたすでしょうし、逆に妊娠していることにより手術の制限もでてくると思います。
分娩に支障をきたす程度の痛みであれば積極的な処置が必要であるし、そうでなければ手術は少なくとも出産後に検討した方がよいでしょう。この部分の決断は分娩をお願いする産科医師との相談が必要です。
どちらにしても、手術を受けるのであれば、予想される合併症の可能性とどの程度の症状改善が期待できるのかという点を特に重点的に確認して十分な納得をすること、一度納得をしたら基本的には主治医を信じて治療に専念すること(そのためには技術的にも人間的にも信頼できると思う医師を選ぶこと)が早い回復のために大切だと思います。
解答者 Dr.渡邉美和子
● 微熱が続く
28才 男性 2004年 8月
2〜3週間ぐらい前(気づいたのが)から微熱(平熱36度前半が36度後半から37度前半になっている)が続いています。
血圧や脈拍は特に変わりなく普通で、他に体の異常や不調も特にありません。
会社の健康診断で一応相談しましたが、”なんででしょうね”と流されてしまいました。
問題ないのであればいいのですが、検査を受けるのも何科に行けばいいのかもわかりません。
アドバイスをお願いします。
解答
ご相談を拝見いたしました。
数週間も微熱が続いているのであれば、きちんと原因を調べることが必要です。
発熱をきたす病気としては、細菌やウィルス等といった感染が原因となっている感染性疾患か、もしくは各種の炎症や腫瘍、アレルギー、膠原病、内分泌疾患 などといった非感染性疾患なのかを考えます。
感染性疾患であれば比較的シンプルで、血液検査である程度の判断ができ、血液検査で炎症反応を認めれば、どこが感染源であるのかを診断した上で抗生物質などの治療を開始します。血液検査と診察で診断がつかなければCTやMRIといった画像検査を行なうといった手順で診断を進めます。
理想的にはかかりつけ内科医を受診し、そちらで診察と血液検査を受け、その結果により精密検査が必要となれば総合病院へ紹介してもらうのが最善かと思います。
総合病院では心臓専門、肺専門、消化管専門など内科の中でも細分化されていますから、ある程度目安をつけて受診しないと却って見逃されてしまうこともあるからです。
かかりつけ内科医がいらっしゃらなければ、総合病院(一般病院)の総合内科、一般内科、または感染症内科といった標榜をしているところを受診されると良いと思います。
いつからどの程度の発熱があるのか、急激に始まったのか、徐々におきたのか、他に症状はないか、海外渡航歴やペット飼育歴、薬の服用歴、周囲に結核などの感染者の有無、今までの病気や治療の有無などが問診の際に参考にされます。
解答者 Dr.渡邉美和子
● 足の指先が痺れる
36才 女性 2004年 7月
以前にもあったのですが、足の指(親指)の先端(つめの先あたり)の痺れがあります。
気がつくと収まってしまうこともあるのですが、長いときは何ヶ月も続くときがあります。
普段立ち仕事が多いですがスニーカーを履いています。
痺れと聞くとなんだか怖いような気がするのですが 急を要するようなものでしょうか?
解答
症状がしびれのみの場合、急を要することは稀です。
しかも、症状が出たり出なかったりする場合や、持続してもしびれの場所に変化が無い場合は、病院を受診でしても様子を見るケースが大半でしょう。
では、どのようなしびれは要注意なのかといいますと、
しびれの場所が日増しにどんどん広がっている場合
しびれの部位の感覚も鈍ってきている場合、例えば指をお湯の中に入れても熱く感じない場合や針で刺しても痛くない場合。またはしびれの部位に痛みを伴う場合。
しびれだけでなく、しびれの部位の筋力が落ちている場合
(例えば足のしびれに歩行障害を来たしている場合)
反対側のしびれも出現してきた場合
しびれの部位の皮膚の色などに変化が出現してきた場合
今ある足の親指の先のしびれが上記のケースになったら、大きな病院の神経内科か整形外科を受診してみてください。
片足の先の痺れのみの場合、通常は腰(腰椎や椎間板)に原因があることが多いですが、しびれが足の指先のみに限局する場合は、靴などによる末梢神経の圧迫の可能性もあり得ます。
解答者 Dr.渡邉美和子
● 両手が痺れる
49才 男性 2004年 5月
最近両手の痺れが気になります。
以前、左手の痺れが気になりMRAの検査を受けました。
そのときは全く異常がないと言うことでしたが、最近は両手が痺れるようになりました。
ストレスが多く、会社での仕事も毎日のように2時、3時となり、睡眠時間も取れないような状況です。
朝起きるのも非常につらく、少し心配です。
運動も殆どする時間がありません。
ストレスによるものと自分では考えていますが、何か他の病気の前兆かも知れないと心配しています。
考えられる病気はどのようなものがあるか教えてください。
解答
持続する手の痺れをきたす病気は神経内科か整形外科の病気が大半を占めます。
片方の手先の痺れのみであれば、変形性頚椎症などの整形外科的疾患の可能性が高いのですが、両手がしびれてくる場合は、全身性疾患に伴う末梢神経系の障害の鑑別が必要となります。
それには神経内科の専門医の診察が必要であり、詳しい病歴聴取(今までの症状経過や痛みの程度、生活習慣など)、神経学的診察、更に画像検査(手の痺れの場合は頚椎のMRIが重要)や生理学的検査(筋電図)、血液検査、髄液検査等を必要に応じて組み合わせて精査を進めます。
相談者の場合は、ストレスという精神的な負担や、睡眠時間も十分にとれていないという肉体的な負担が大変強くていらっしゃる状況をお伺いすると、しびれはあくまでも一症状であり、このままの生活を継続されると全身的にも相当な支障をきたすことが予想されます。
単純なことではありますが、十分な休息と栄養は健康の基本です。
お仕事のご都合上、困難であろうこととお察しいたしますが、現在の症状を警告サインとして、
まずは日常生活の改善から試みていただけますようお願いいたします。
どうぞお大事にしてくださいませ。
解答者 Dr.渡邉美和子
37才 女性 2004年 4月
私は一年に一度、必ず子宮頸ガンの検査を受けておりますが、2002年夏に要再検と言われ、再び受検しましたところ、2度とも細胞診のクラスがV-aでした。
当時かなりひどいカンジダ膣炎を患っており、その炎症のためにこういう結果が出たとの医師の判断でした。
その3ヶ月後の検査ではクラスU−b、さらにその3ヶ月後の検査でもU−b、その半年後にはTとまったく正常に戻りました。
今回の最終生理が3月29日〜4月3日だったのですが、4月10日にほんの少量ですが茶褐色の出血がありまして、2〜3日続きましたため心配になり診てもらいました。
子宮の奥から出血があると言われ、体ガン及び頸ガンの検査を受けました。
ただ、頸ガンに関しては半年前に正常という結果をもらっていましたので、心配はしていなかったのですが・・・
結果、子宮内膜には全く問題がなく、頸部のほうでまだV−aが出てしまったのです。
医師がおっしゃるには、少量の出血はホルモンバランスが乱れているためで、出血と異形成には相関関係はありませんよということでした。
仕事関係での多大なストレスにより持病のメニエール症候群の発作が出た為に、しばらくソラナックスを服用していたこともあり、それが原因ではないかということです。
現在は前回のようなひどい膣炎にはかかっていないと思います。(ただ私は何度も繰り返しカンジダにかかる体質のようで、膣炎でない時期のほうが少ないくらいなのです)たびたび細胞診で軽度異形成という結果が出るのはなぜでしょう?しかも半年前にはクラスTでしたのに・・・
1ヶ月後にまた再検査をすることになっておりますが、この先ガンにかかる可能性が高いのではないかと不安な毎日です。
お忙しいところ恐縮ですが、ご回答をよろしくお願い致します。
解答
婦人科の癌検診の件ですね。
ご存知のように、子宮頸がん細胞診のクラス分けは以下のようになっています;
クラス I : 正常である。
クラス II : 異常細胞を認めるが、良性である。
クラス IIIa : 悪性を少し疑う。 軽度異形成を想定する。
クラス IIIb : 悪性をかなり疑う。 高度異形成を想定する。
クラス IV : きわめて強く悪性を疑う。 上皮内癌を想定する。
クラス V : 悪性である。 浸潤癌(微小浸潤癌を含む)を想定する。
細胞診クラスIII以上あるいは肉眼的に異常がある場合にコルポスコピー、狙い組織診といった精査をすすめることになります。
子宮癌検診の細胞診で疑陽性(クラスIIIa, IIIb)は、病理組織学的には子宮頚部異型成という子宮癌の前癌病変(癌になる一歩手前の状態)としてとらえられています。
長期にわたり経過観察(通常よりも癌が発生する可能性が高いとして、慎重に見守ること)が行われることが通例ですが、その間、前癌病変という精神的苦痛を与えている面もあります。
そのため施設によっては、クラスIIIa, IIIb以上の全例に生検による組織学的診断と、コルポスコピー診の評価を加えている場合もあります。
実際のところは、子宮頚部細胞診がクラスIIIaの予後については、95%の方が正常化または存続であり、進展は5%との報告がみられます。つまり、クラスT、Uの場合は(特に相談者の場合は炎症という要素も明らかなわけですから)その時点ではほとんど気にしなくて良く、Vaの中でも問題になるのはわずか5%程度です。
更に、子宮頚部異型成が子宮頚癌0期に進展するまでの期間は、「軽度異型成」が58ヶ月、「中等度異型成」が38ヶ月、「高度異型成」が12ヶ月と報告されています。
ですから、子宮頸がんになってしまうのではないか、と結果のわからない心配をするよりも、しっかり対処しておくことです。
つまり、定期的に検査を受けてさえいれば、たとえ癌が発生したとしても早期に対処することができます。
その心構えが大事だと思います。
現在受けていらっしゃる検査・治療方針は標準的であると思います。
どうぞ必要以上に心配することなく、今後も経過観察を続けてくださいね。
解答者 Dr.渡邉美和子
● 吐き気が続く
32才 女性 2004年 4月
初めまして。
ここ2週間気持ちが悪いのです。
出産経験があるのですが、つわりのように一日中吐きっぽいです。
生理もきたので、妊娠ではないと思うのですが、食べている以外気持ちが悪くて、食欲も無いので、体力がなくなってきてしまって、この気持ち悪さは何なのか知りたくてメールをしてみました。
解答
ご相談いただいた嘔気おうきの症状ですが、結論的にはやはり医師の診察による判断が必要です。
ご記載頂いた症状以外に、その他の消化器系症状(腹痛・便通異常など)は無いのか、めまいやしびれといった随伴症状は無いのか、といったもう少し詳しい症状の様子をお伺いしなければ申し上げにくいのですが、一般的に嘔気をきたす疾患としては風邪による急性胃炎や急性腸炎、アルコールや鎮痛剤・抗生剤などの薬による影響といった一時的なものから、何か慢性の病気の一症状、ということもあります。
もちろん妊娠についても(月経ではなく不整出血ということもありますので)確実に否定する必要があります。
一両日食事に気をつけて(水分補給を十分に行なったうえで、おかゆなどの消化吸収のよいものに食事を制限して)胃を休め、それでも改善が見られない場合は、かかりつけ医または一般内科を受診することをお勧めいたします。
詳細な症状経過をお伺いし、診察をした上で、必要に応じて血液検査や消化器系の検査などを指示されると予想されます。
一日も早く症状が改善されますことをお祈りしております。
どうぞお大事にして下さいませ。
解答者 Dr.渡邉美和子
37才 女性 2004年 3月
みわこ先生はじめまして。
私は献血をよくしますが、血液検査の結果でいつも気にかかる項目があります。
まず血清総蛋白の数値です。6.0〜6.2と標準より低めです。
A/G比は2.3前後、アルブミン数値はごく標準の4.2です。
以前かかりつけの内科で血液検査を受けた際にも同様の結果で、医師から「将来何らかの病気にかかる前兆かもしれないから気をつけましょう」と言われ、気になっております。
どんな病気になる可能性が考えられますか?
また、食生活など気をつけたほうが良い点があればご指導下さい。
飲酒はまったくしません。タバコは1日20本程度吸います。
既往症もなく、他の血液検査項目にも異常はありません。
自分でもまあまあの健康体だと思っております。
よろしくお願い致します。
解答
ご相談の血清総蛋白の数値ですが、通常は6.5〜8.0g/dlですから、確かに少し低めのようですね。
血清総蛋白は、血清中に含まれている蛋白の総称で(最も多いのがアルブミン、その次に多いのが抗体活性に関連するγ(ガンマ)グロブリン)ほとんどが肝臓で合成され、健康維持のための様々な役割をもっています。血清総蛋白の数値が6.0g/dl以下であると、低蛋白血症が疑われ、精密検査が必要となります。
原因として考えられるのは、主に栄養不良、肝機能障害、腎機能障害などですが、あなたの場合はアルブミン値やその他の値も正常で特に症状もないようですので、現在のところは大きな心配はないと思います。
将来的に、何かの病気の前兆という可能性は無くもありませんが、主治医とまめに相談していれば、一人で心配されるよりも大きな問題に発展することは少ないです。
それから、日常生活を今一度振り返っていただくことは重要です。
体重も標準体重から比較すると少なくていらっしゃいますが、十分な蛋白質を含む規則正しい食事を摂っていらっしゃいますか。大豆や魚、肉類といった蛋白質を含む食材を少し意識して積極的にとられてみてはいかがでしょうか。総蛋白の低下は免疫力や抵抗力に関係しますから、個人差があるとはいえ、6.5程度を目標としたいところです。
今後は半年から一年に一回程度の採血で経過を見て、急激な値の変化のないことを確認してください。
解答者 Dr.渡邉美和子
28才 男性 2003年 5月
3月にスキー場で怪我をして、現地の病院で14針右足のすねの上のほうを縫いました。
自宅に戻ってから、近所の病院に数回消毒に通い無事に抜糸までいたりました。
傷も治りほっとしていたのですが、10日ほど前から右足の傷の下からくるぶしあたりまで少し赤みがかり 痛みが生じるようになりました。すぐ同じ病院に行き、1週間3種類の薬を飲みました。(セフゾンカプセル100、ムコスタ錠100、ボルタレン錠) 痛みはなくなったのですが、赤みは引かず右足の下部だけむくみが取れません。
病院に行きましたら、静脈瘤の検査をするようにと言われました。
薬を飲んでも改善しないのでとても不安です。
このまま検査まで待っても心配ないのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
解答
14針も縫ったということはかなり大きな傷口であったと思われます。
現時点の症状は、足が赤くなって腫れている状態が持続しているのであれば、おそらく細菌性の炎症(傷口から菌が入ってしまった状態)が持続していると考えられます。
問題は炎症の場所が皮下組織に限局した蜂窩識炎のみであるのか、頻度は少ないのですが静脈に炎症が波及して静脈炎や二次性の静脈瘤を来たしているのかということです。
前者であれば経口抗生剤(今服用していらっしゃる薬のうちセフゾンはその一つです)で効果が不十分であれば、切開排膿処置や点滴による抗生剤の処置が必要かもしれません。
後者であればやはり専門の血管外科の先生に検査も含めて診てもらった方が良いでしょう。
但し、血管外科専門の先生は非常に少ないのが現状です(一般病院にはほとんどいない)。
また、今後炎症が皮下から骨のほうまで波及すると骨髄炎を起こす可能性もあります。
患部を見ていないので詳しいコメントはできませんが、患部の炎症症状の状態により、通院での内服による抗生物質の投与で改善が期待できるのか、入院して点滴による投与を継続するべきなのかが外来で判断されているはずです。
但し、もし痛みや局所の腫れが増悪しているようであれば、次の予約まで待たずに受診されることをお勧めいたします。
解答者 Dr.渡邉美和子
20才 男性 2003年 4月
3日ほど前から手足の痺れを感じます。
足の痺れがだんだん上のほうに上がっていくような感じです。
本日(4月26日)、病院で「ギランバレー症候群」の疑いがあるといわれ、骨髄検査を受けました。
結果は明日(4月27日)出るそうですが、入院の必要がある、とも言われ、とても心配しています。
手足の痺れ(特に足の痺れ)で考えられる病名と、治療法を教えてください。
解答
20歳の男性で、3日前から手足の痺れがあり、足の痺れが悪化(上行)しているとのこと。
比較的急速に手足の先からしびれなどの感覚障害が出現し、悪化傾向にあり、さらに手足の力も落ちてきている(左右両方とも)場合に最初に疑わなければいけない病気はやはりギランバレー症候群いう病気です。
(片手のみであるとか、片足のみであれば首や腰の整形外科的な病気を疑います)
この病気は、1-2週間前に風邪や下痢などのウイルス感染をおこした後に起こることが多い末梢神経の病気です。
1-2週で症状が進行し、2-3週以内に症状が治まり、その後は自然に回復する経過をとることが普通ですが、
症状の程度のひどい場合(20-30%くらい)には免疫吸着療法や免疫グロブリン療法など、大学病院レベルの専門的な治療が必要です。
専門となるのは神経内科です。
ギランバレー症候群の診断には診察による神経学的検査の他、髄液検査、筋電図、MRI(場合により脊髄の病気が原因となっていないかどうかの判別)が必要です。
症状が進行しているのであれば、早期に入院のうえ、上記の諸検査を行い、必要であれば早めに治療を開始することが、後の症状の早期回復に重要です。
解答者 Dr.渡邉美和子
70才 男性 2003年 4月
35年ほど前より糸球体腎炎を患い、1年前に血液透析に入っていますが、現在はあらゆる検査値はほぼ正常です。しかし、油断しますとKが5.4ほどに上昇します。
つきましては、養生商品のうち少しでも元気で長生きできる商品をご紹介頂ければ幸いです。
解答
私は寺下医学事務所 医療判断部医師の渡邉美和子と申します。
ホームページにアクセスいただきましてありがとうございました。
私共は日常の診療の中で患者さんから西洋医学以外の健康食品について多くの質問を受けるなど、健康食品への要望の高さを実感しております。
ただし、西洋医学の薬と違って健康食品は科学的な根拠が乏しく、中にはかえって体に害を及ぼす悪徳商品も混じって市販されているのが現状で、とても全ての商品について把握することは不可能です。
そこで私達は,自分の担当する患者さんが知らないところで許可なくかえって害のある健康食品を服用することのないように、ある一定の効果と、生産元など安全性が確認できる製品を調べ、患者さんのご要望に合わせてご用意することにしております。
今回ご連絡いただいた、“少しでも元気で長生きできる商品”・・・・・とはなかなか難しい課題ではありますが、一番近いのではないかと思われますのは、AHCCという免疫力を高める健康食品です。
茸類の成分を抽出したもので、主には抗癌作用を期待して使用されていますが風邪をひきにくくなるなど日常の健康維持にお勧めしております。
但し、血液透析をしていらっしゃるとお伺いしております。
透析をしている場合は緻密な管理が大切になり、主治医の許可が是非とも必要となります。
もしご要望がございましたら、当院で扱っているAHCCの詳細をお知らせすることも可能ですので、まずはご確認いただいた上で再度ご連絡頂けますようお願い申し上げます。
解答者 Dr.渡邉美和子
37才 女性 2003年 3月
3ヶ月くらい前から、左足の裏の中心の外側寄りの2センチ範囲位の部位が厚く、感覚があまりないように感じられるようになって、今ではくるぶしから下位がジンジンと痺れています。
痛みはまったくありません。
受診した方が良いでしょうか?
受診するとなると何科に行ったら良いでしょうか?宜しくお願いいたします。
解答
3ヶ月前から左足先からのしびれ感、感覚異常が徐々に悪化しているとのことですね。
特にこれまで病気をしていない人がこのような症状を認めた場合、最も考えられるのは末梢神経(左足先)の病気か腰の付近の脊髄(腰髄)付近の病気です。
必ずしも病気とはいえませんが、自然に治らない場合や徐々に症状が増悪する場合は専門医(この場合は神経内科)を受診することをお勧めします。
そして神経学的診察および筋電図と腰のMRIの検査を受けてください。
解答者 Dr.渡邉美和子
31才 女性 2003年 1月
はじめまして偶然このページを見つけました。
よろしくお願いします。
最近急に腰の左の方に激痛が走り普通に動けなくなりました。
体を動かすたびに激痛が走ります。
それが3日間くらい続きました。
左の足の痺れも有り、微熱も37度くらいが続いていて
(私は平熱が35度位なので熱が出てるほうだと思います。)
病院にも行ったのですが、今のところ原因が分からないと言われました。
今パソコンの仕事をしているのでそれが原因なのではとも思っているのですが…。
教えて下さい。よろしくお願いします。
解答
膝をのばしたまま前かがみになって重い物を持ち上げたり、中腰の姿勢や普段慣れない仕事をしたあと急に腰が痛くなり動けなくなるような状態を一般にぎっくり腰といいます。簡単に説明すると腰椎椎間関節の捻挫と考えられます。今回の腰痛の性状や足の痺れは症状としては典型的です。ご指摘のように長時間のパソコンによる無理な姿勢の保持も原因の一つとして考えられるでしょう。
腰痛の程度が激しいと日常生活にも支障をきたし、大きな病気がないのかご心配になると思いますが、たいていは安静にしているだけでよくなります。冷たいタオルやシップで痛みを和らげたり、寝るときは横向きで膝を曲げて海老のような格好になると楽になります。ただ、足のしびれがあるということは、腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛が考えられます。椎間板がこわれて後方にとびだすために足の神経の根元を圧迫してしまうことで、一度は診断をつけておくことが望ましいのですが、痛みのために歩行が困難であったり再発を繰り返すなどの症状がない限り手術のような積極的な治療になることは割合的には少ないのです。10日間程度様子をみて、改善にむかっているようであれば腰に負担のかからない姿勢を心がけるなどの保存的治療で心配ありません。
微熱に関してはぎっくり腰の症状に直接関連はないように思われますが、その後の経過はいかがなのでしょうか。もし、腰痛、足の痺れ、発熱という症状が持続しているようであれば尿路結石や、ウイルスなどによる神経や筋肉の病気の可能性もあるので、内科や泌尿器科受診も考慮できるように総合病院の整形外科を受診することがすすめられます。
解答者 Dr.渡邉美和子
21才 女性 2002年 12月
5月に潰瘍性大腸炎で入院し、それからずっと微熱(37〜38℃)が出ています。
大腸ファイバーをしても腸に異常はなく、血液検査(CRP、膠原病)も異常はありませんでした。
毎日しんどいです。病院をかえても「何の熱だろう」と言われ、いっこうに解決しません。
どうしたらいいですか?
ちなみに、体重は減っていません。食欲はあります。
解答
一潰瘍性大腸炎で入院されたとのことですが、その後治療はどうなっているのでしょうか。潰瘍性大腸炎であれば、ある程度経過が長期化する可能性も考えられます。また、特殊な病気でもありますので消化器内科の専門医による診断と治療方針の決定が大切です。他に情報が少ないので判断が難しいのですが微熱が続いているのであれば、一度だけではなく時間を追って何度か検査した上での診断が必要です。
解答者 Dr.渡邉美和子
46才 女性 2002年 6月
半年ほど前から月経が不順になり、時々カッと顔がほてったり軽いめまいを感じることがあります。
症状はそれほど強くなく、更年期障害かどうかもわかりませんが、更年期を放っておくと骨粗しょう症になるとも聞いて不安です。
症状が軽ければ放っておいてもよいのでしょうか。
解答
女性は大体40歳から55歳までの間に閉経を迎え、また通常45歳以上で一年間以上月経を認めなければ閉経とします。
閉経する前から少しずつ卵巣の機能が低下し始め、月経周期が短くなったり、月経より少し少な目の出血が不規則に続いたりといった症状を経て閉経することが多いので、ご相談の方の症状も更年期障害の症状として一致します。
骨粗しょう症が心配とのことですが、閉経による女性ホルモン(エストロゲン)の減少が骨粗しょう症の発症原因となることは確かです。
全身を支える骨は絶えず新しく形成され、そして壊されていくというバランスが保たれているのですが、エストロゲンは骨を破壊する作用を持つサイトカインという物質の分泌を抑制する働きをもつため、閉経による低エストロゲン状態では抑制されないサイトカインの分泌により骨破壊がすすみ、骨の形成も間に合わないため骨量が急激kに減ってしまうのです。
骨粗しょう症は一旦なってしまってからでは、なかなか骨量を増やすことは難しく、何しろ予防が大切です。 骨粗しょう症以外にも、コレステロールや中性脂肪の上昇、それに伴う狭心症や心筋梗塞発症の増加、アルツハイマー型痴呆との関連など、エストロゲン減少によるデメリットはかなり明らかになっており、特に欧米では更年期症状が強なくても積極的にホルモン補充療法を取り入れることがあります。
日本でも、ホルモン補充療法はかなり確立されてきており、勿論更年期症状以外の疾患が隠れていないかを確認される意味でも、今後の方針を相談するようなつもりで、1度婦人科を受診されてみては如何でしょうか。
解答者 Dr.渡邉美和子
29才 女性 2002年 7月
はじめまして、雑誌を見てさっそく相談したいと思いました。
私は物心ついたときから何かしら神経を使う人らしく、いつの間にかストレスをためているみたいで、気がつくと37.2度ほどの微熱が続きます(長くて1週間ほどの微熱)。
そして昨日はめまいがありました。これで3度目です。
今、近所のお医者さんから自律神経がやられているとのことで精神安定剤を飲んでます。
他に何か対処方はあるのでしょうか?
微熱が続くというのは他にも理由があるのですか?
教えて下さい。
解答
微熱とめまいを認めていらして、ストレスが関係しているのではないかということですね?
確かに過度のストレスや自律神経失調症にて、そのような症状を認めることは珍しくありません。
他に、微熱が数週間以上持続するような場合は、結核や膠原病、甲状腺機能亢進症なども考慮する必要がありますが、貴方の場合は長くて1週間ほどの微熱を繰り返していらっしゃるようですから、それらの病態は考えにくいでしょう。
生理前の高温期も一つの原因になりえます。
微熱以外の症状の有無に加えて血液検査も診断の参考になります。
その上で内科的疾患が否定された場合に自律神経失調状態として対処します。
うつ病や神経症に伴って症状を認めることもあります。
また、一度認めた微熱に対して過度にとらわれが生じてしまうと、不安により微熱がつづいてしまうことも考えられます。
診察や検査により以上を認めない状態であれば、とりあえず大きな病気はないと考えて、リラックスした気持ちで臨んでください。
自律神経失調症に対しては、一時的なものですので安静と休養により生活のリズムを取り戻すことで軽快するはずですが、自分自身でうまくコントロールできないときは、精神安定剤や自律神経調整剤を処方してもらうことも必要です。
またカウンセリングを受けたり、リラックス法を練習することも効果的です。
解答者 Dr.渡邉美和子